入社1年目の新卒でも、会社を辞めたい……。
このときに悩むのが≪退職理由≫です。
特に以下のような≪不満≫が理由で退職したい場合、そのまま退職理由として上司に伝えるのは避けたほうがいいでしょう。
「職場の人間関係が悪い」
「上司や先輩・同僚と合わない」
「拘束時間や薄給に耐えきれない」
なぜなら、
・退職日までにつらい思いをするかもしれない
・改善案を出されて引き止められる可能性がある
こういったことが考えられるからです。
人間関係が原因による悪感情を伝えてしまえば、もっと関係がこじれてしまうので、退職するまでの1~3か月はより耐えがたいものになるかもしれません。
また、「違う部署に変えるから残れ」「残業を減らすから考え直せ」などと引き止められる可能性も出てくるでしょう。
こうなると、話が難航します。
最悪、あなたの≪退職≫が実現不可能なものになることも考えられます。
そのため、≪不平不満≫などの『本音』を伝えること避けましょう!
本記事では、
- 新卒向けの効果的な退職理由3選
- 退職を告げるときの流れや注意点
- 失敗したり言い出せないときの救済措置
について解説していきます。
「退職理由で悩んでいる」
「無事に退職できるのか不安」
上記のような人は、ぜひ目を通して見てください!
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目次
新卒の退職理由は慎重に!【本音NG!嘘も方便です】
まず、新卒が会社を辞めるのは、企業にとっては痛手になります。
理由はかんたんで、企業側は新人の『採用』や『教育』などに多大なコストをかけているため。
では、なぜ企業が右も左もわからない新卒を採用するのでしょうか?
それは、長期的にみて戦力になってもらいたいからです。
2019年のマイナビの調査によると、企業の新卒採用にかかるコストの平均は557.9万円という数字に。
出典:『2019年卒マイナビ企業新卒内定状況調査』(PDF)
http://mcs.mynavi.jp/enq/naitei/data/naitei_2019_r.pdf
これは平均値ですので、企業規模によって実際の数字は違ってきます。
大企業→約2000万円
中小企業→約400万円
だいたいこのようなイメージです。
このデータから見ても、企業は新卒採用に多額のコストを払っているのがわかるのではないでしょうか?
そもそもの問題として、新卒の退職は企業にとっては痛手になります。
新卒のあなたに会社をやめられるということは、「投じた金額や時間が無駄になる」結果に他なりません。
こういった背景がありながら、あなたが「こんな会社はクソだから辞めてやる!」といった意味の退職理由を告げたら会社側はどう思うでしょうか?
社長や役員はもちろん、あなたへの「新人教育」というコストをかけている上司も、気分を害するのは当然ですよね。
こうなれば、退職が長く難航したり、嫌がらせやいじめにあったりするかもしれません。
あなたにとっても、デメリットしかないんです。
以上のことから、上司には絶対に、≪不平不満による退職理由≫を告げてはいけません。
新卒の効果的な退職理由3選!【ポジティブ or 強制力 or 危機】

失敗しない、効果的な退職理由があります。
それは、以下の通り。
- キャリアアップなどのポジティブな理由
- 実家や家族などの本人にはどうしようもない強制力
- 自分自身の病気という、会社を辞めざるを得ない危機
ポイントは、会社側や上司が、
「そういうことならしょうがないよね」
と納得せざるを得ない理由です。
『会社側には非がない』という退職理由ですね。
くわしく見ていきましょう!
キャリア再考:新しい分野に挑戦したくなった / 夢を諦めきれない
「キャリアアップ」や「夢」、「憧れ」や「挑戦」といったポジティブな理由は、とても有効です。
これであれば、会社側には非がない退職理由になりますよね。
理解のある上司や会社であれば、「若者が夢に向かって挑戦する」という決意を否定することはありません。
※中には一も二もなく否定したり、自分や自社の利益を優先して認めない上司もいますので、人間性の見極めが必要です。
例えば、『新しい分野への挑戦』なら、以下のように告げるのがいいでしょう。
「今の職場や仕事自体には一切、不満がありません。しかし、〇〇の分野に挑戦したいという思いが強くなりました。そのためには〇〇業種の会社で一から経験する必要があります。今の会社では〇〇関連の仕事をするのが難しいです。転職のため、退職させていただきたいです」
また、『諦めきれない夢がある』であれば、以下のように言うこともできます。
「もともと〇〇という職業に強い憧れがありました。ただ、自分の実力不足や弱気な部分があり、就職活動を機に諦めたつもりでいました。ですが、最近、『たとえ失敗しても若いうちに挑戦するべきだ』という考えに変わりました。会社や□□さん(上司の名前)にはとてもよくしていただきましたが、どうしても挑戦したい気持ちを捨てきれず、このたび退職することを決意しました」
このような『キャリア再考系』の理由であれば、前向きですし、納得されやすい切り口になります。
また、『キャリア再考系』はたとえ新卒であっても使いやすいのではないでしょうか?
家族という強制力:親の介護が必要になった / 家業を継ぐ必要がある
または、『家族という強制力』を使うのも手です。
「親の介護」や「夫/妻の転勤」、「実家の家業を継ぐ」という理由であれば、会社側がどうこう言えないですよね。
必要以上に詮索されることもなく、「それならしょうがないよね」ときわめて穏便にことが運ぶでしょう。
例えば、
「実は母親が〇〇という病気になりまして、介護が必要になりました。実家には父親がいるのですが、仕事しながらでは介護が難しい状態で……。家族で話し合った結果、兄弟全員が実家に戻り、みんなで母親を支えあうことにしました。そのため退職させていただきたいです。今の職場を辞めなければならないのは自分としても心苦しいですが、状況が状況ですのでやむを得ないと感じております」
といった理由であれば、上司側は「でも、会社を優先してほしい」なんて口が裂けても言えませんよね。
また、「夫/妻の転勤」や「実家の家業を継ぐ」なども同様です。
「家族の問題」であれば、新卒でも関係ありません。
かなり強力な退職理由になります。
ただし、これには注意が必要で、ウソがばれないようにしなければなりません。
過去を振り返ってみて、上司や同僚に家族のことを話してしまっている場合、つじつまがあわなくなる場合もありますので注意してください。
必要以上に家族のことを話していない場合でも、細部までしっかり状況を詰めて準備しておく必要があります。
強力な退職理由にはなりますが、どうしても納得させられる理由が考えられない時のみ、使うのがいいかもしれません。
迫りくる危機:体調不良がつづいている / うつ病だと診断された
「体調不良」「病気」「うつ病」などは、ウソというよりも、実際に診断書をもらえる場合のみ有効になります。
- 身体への悪影響がある
- 病気だと診断されている
上記の2点を満たす場合のみ、理由として使うようにしましょう。
これはまさしく、「自分も会社もどうしようもできない」退職理由。
もし、身内や知人に診断書を書いてくれる人がいるのであれば、スムーズにいきます。
しかし、そうでなく、健康体そのもので診断書をもらえないような場合は諦めてください。
『キャリア再考』や『家庭の事情』による退職理由を使いましょう。
注意!退職を伝えるときは【直属上司に】【ベストタイミングで】

私は『キャリア再考』 が使えそうです。
今は経理の仕事だけど、もともとWebデザインの仕事に興味があったのは本当なので、言いやすいです。
一番先に退職を伝えるのは直属上司
退職を伝える際、間違ってはいけないのが『順序』になります。
まず、退職の意思はまっさきに直属上司に伝えましょう。
さきに同僚、あるいは社長などの≪上司の上司≫に伝えるのは完全NG。
同僚に伝えた場合は、職場に話が広まる可能性があるので、話がややこしくなります。
上司の心情:「先に俺に伝えるのが筋だろ」
このように。
≪上司の上司≫に伝えた場合も同様。
上司の心情:「一番大事な問題なのに、上司の俺を避けやがったな」
こう思いますよね。
よって、退職の意思を一番先に伝える相手は直属上司になります。
伝えるタイミングは上司の昼食後が理想的
もし可能であれば、上司に切り出すタイミングは昼食の「30分後」にしてください。
逆に、昼食前に切り出すのは避けましょう。
なぜなら、『人間の意思決定しやすい時間帯は≪食後≫』になるからです。
これには科学的なエビデンスがあります。
以下のYouTube動画をご覧ください。
『上司やクライアントと交渉するのにベストなタイミングとは?』
3分程度で見れますが、面倒な人のために文章でもかんたんに説明します。
こちら、心理学などの学術論文に精通している、メンタリストDaiGo氏の動画になります。
動画内容はざっくり以下の通り。
・人間は、血糖値が上がっているときに決断を下しやすいという傾向がある。
・イスラエルの刑務所で行った実験によると、審問官が仮釈放の審議をする際、食前に対して食後に審議したときのほうが6倍多く仮釈放を許可した。
以上のことから、上司に切り出すタイミングは昼食の「30分後」がベストです。
厳密には上司が食事をとった「30分後」であればOKですが、現実的には朝食や夕食は適していません。
上司が、いつ食べているかが分かりませんよね。
そのため、昼食の「30分後」が一番ねらいやすい時間帯になります。
万が一失敗したときに考えること【第三者の力を借りる】
本記事で述べてきたことを実践したとしても、必ず退職成功できるとは限りません。
もしかしたら理不尽な上司かもしれませんし、懐柔されて引き止められることもありえます。
そんなときはどうすればいいのでしょうか?
現代では、『退職代行サービス』というものがあります。
これは、
- いっさい会社に出向かなくとも、
- 退職のプロがあなたの代わりに、
- 100%退職させてくれるサービス
になります。
あなたと会社の間に、『退職代行サービス』という第三者を入れましょう。
使者のような形で、間に入ってくれます。
ただし、以下のデメリットにも注意してください。
- 3万円前後の料金がかかる
- 強制力を使うので「円満な退職」は無理
『退職代行サービス』は、
- 会社が辞めさせてくれない
- どうしても上司には言い出せない
- 一分一秒でも会社には居たくない
こういった追い詰めれた状況にある労働者の、奥の手のようなサービス。
当然、状況に余裕がある人や、使わなくともすむ人もいます。
ただ、使わざるを得ない状況の人は、迷わず使いましょう!
以下、優良な『退職代行サービス厳選5社』を徹底比較したまとめ記事になります。
『退職代行サービス』が必要だと感じる人は、ぜひ参考にしてみてください。
あなたに合った『退職代行サービス』がかならず見つかります!
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まとめ:新卒の退職理由は慎重に!どうしても無理だったら【退職代行サービスへ】

かんたんなまとめ
以下、本記事のかんたんなまとめになります。
おさらいしたい人は、ざっと目をとおしてみてください。
■企業側は新人の『採用』や『教育』などに多大なコストをかけている
■上司や会社には絶対に≪不平不満による退職理由≫を告げてはいけない
■失敗しない効果的な退職理由は『会社側には非がない』という理由
- キャリアアップなどのポジティブな理由
- 実家や家族などの本人にはどうしようもない強制力
- 自分自身の病気という、会社を辞めざるを得ない危機
■退職の意思を一番先に伝える相手は『直属上司』
■上司に切り出すベストタイミングは昼食の「30分後」
■万が一失敗したり言い出せない場合は『退職代行サービス』を利用しよう
新卒の退職理由は慎重に!どうしても無理だったら【退職代行サービスへ】
ということで、本記事では「失敗しない新卒の退職理由」や「退職を伝えるときの注意点」について解説してきました。
これらをふまえた上で、
「失敗してしまった……」
「どうしても言い出せない」
「もはや明日から会社に行くのすら無理」
という状況の人は、『退職代行サービス』の利用を検討してください。
人生は有限です。
辞めたい仕事にいつもでもとらわれていては、前にすすめません。
あなたが、今の会社を無事に退職し、新しい人生を取り戻すきっかけになれば幸いです。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
本記事は以上になります。
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