退職の基礎知識

言い出すのが怖い!退職を言い出せないときの対処法7選!

退職申告は、会社を辞める際の難関としてあなたの前に立ちはだかります。

退職申告をしないことには、会社を辞めることはできません。

しかし、「言い出すのが怖い」からと、上司に言えずにお悩みの人も多いでしょう。

簡単に申告できれば苦労はしませんよね。

そこで本記事では、退職を言い出せないとお悩みの人に向けて、対処法を解説していきます。

 

本記事がオススメな人

退職を言い出せずに、悩んでいる。気付けば時間だけが経過している。

 

本記事を読むメリット

退職申告ができて、今の会社と無事におさらばできる。

なぜ怖い?退職を言い出せない5つの要因

退職を言い出せない人は、心に何かしら不安が生じているからだと考えられます。

ご自身の課題を明確にしないことには、対策の施しようがありません。

本段落では、5つの要因をまとめましたので、まずはあなたが抱えている課題を明確にしましょう。

上司からの圧力が怖いから

退職申告を行う場合、上司とのやり取りは避けて通れません。

この時、あなたの退職申告を快く承諾してくれれば、そこで解決します。

しかし、中には快く思わない上司も多く、退職申告しただけで罵言を浴びせてくる上司もいます。

普段から厳しい態度を取る上司であれば、なおさら可能性は高いでしょう。

このように、上司から怒られるという恐怖心から、中々言い出せない人も多いです。

また、怒られることはなくても、上司相手に緊張して言い出せないケースも少なくはありません。

退職を受理してもらえなさそうだから

退職申告云々の前に、退職を受理してもらえないという不安を抱えている人も多いでしょう。

例えば、SNSとかを見ていると、「退職届を出したけど、上司の前でビリビリに破られた」という経験談も挙がっています。

どうせ退職申告したところで失敗するだろう」という不安から、言い出せないケースもあります。

会社に迷惑をかけそうで心配

社員が1人減るということは、会社の業務にも支障をきたします。

同時に他の社員に迷惑が行き渡ってしまうため、罪悪感から退職を躊躇してしまうのです。

特に仲の良い社員がいると、情が動いてなおさら辞めにくくなるでしょう。

自分よりも、他人を考えるがあまり退職申告できない人もいます。

人手不足になって同僚に恨まれる可能性があるから

上記の内容に続きますが、人手不足になることで、同僚から冷たい視線を浴びせられる可能性があります。

人に恨まれながら退職することに抵抗感が生じて、言い出せない人もいます。

退職後の不安

無事に退職することができても、その後の事で不安な気持ちを抱える人も多いのではないでしょうか。

転職先は見つかるか?」、「転職先の職場で嫌な思いはしないか?」など、色々考えていると、時間経過していることが多いです。

怖がる必要はない!退職を言い出せないときの対処法7選!

ここまでの解説で、ご自身の課題が明確になったのではないでしょうか。

課題が明確になったものの、退職を言い出せないという状況から変わった訳ではありません。正直、まだ退職申告をするのが怖いです・・。

そこで本段落では、退職を言い出せないときの対処法をまとめました。

マインドセットから、実践まで解説していきます。

マインドセット①!退職は合法です

退職することに罪悪感を抱く人も多いですが、この考えは捨てましょう。

なぜなら、退職は法律で認められていることだからです。

理由を問わず、退職申告さえすれば、あなたは会社を辞める権利を得られます。

法律で認められていることなので、会社が何と言おうと、気にする必要はありません。

退職=合法」を頭に入れておけば、少しは気持ちが楽になるでしょう。

マインドセット②!仕事を回すのは会社の役割

原因の項目でも挙げましたが、中には会社や同僚に迷惑をかけるという抵抗から、退職を躊躇する人もいるでしょう。

しかし、あなた1人が辞めただけで会社が回らないようであれば、それは会社の体制に問題があります。

いかなる臨機応変に対しても、上手く仕事を回すのが経営者や上司の役割です。

少し冷たい言い方にはなりますが、あなたが退職することで、会社がどうなろうと責任を負う必要は一切ありません。

そのため、もう少しリラックスしても大丈夫です。

退職の事ではなく別の用件で話を持ちかける

退職の話の前に、別の用件で話を持ちかけてみましょう。

というのも、いきなり退職の話を切り出そうとすると、退職の事ばかりに囚われてしまいます。

その結果、緊張や恐怖心が生まれて、中々上司に話を切り出せないのです。

しかし、別の用件であれば退職の事ではないので、あまり緊張せずに話を持ち出せます。

そして、勢いが乗ったところで、退職の話を持ち出すという流れです。

なるほど!別の話で緊張をほぐしてしまうわけですね!
このやり方ですが、私の知人が実践して成功しているぐらいです。

別の用件で話す内容は、業務の事でも何でも構わないので、実践してみてください。

例えば、「1週間後の打ち合わせの件で少しお伺いしたいのですが・・」といったイメージです。

決意を固める!辞めたい理由をハッキリとさせる

最終的に必要なのは、やはりあなた自身の覚悟です。

申告するのは自分自身ですからね・・。

とはいっても、覚悟を決めるには、あなた自身の気持ちをハッキリとさせなければなりません。

  • どうして今の会社を辞めたいのか?
  • 今の状況を改善するために努力はしたか?
  • 会社を辞めて悔いはないか?
  • 会社を辞めてからどうしたいのか?

上記の内容を深掘りし、ご自身の気持ちを整理しましょう。

そうすることで迷いを振り切れて、退職の話を切り出すことができます。

嫌な事を一気に思い出す

退職を言い出せずにお悩みの人は、会社であった嫌な事を今一度思い出してみてください。

  • 上司から頻度に浴びせられる暴言の数々
  • 何年経っても昇給が見込めない
  • ボーナスの支給額が雀の涙程度
  • 深夜残業や休日出勤が当たり前のように行われる

このように、理不尽な事を思い出すと、怒りが込み上げてはきませんか?

そうです、その怒りを退職申告としてぶつけるのです。

人は怒りを感じるほど行動を起こしやすくなるので、怒りの流れに乗って、退職の話を持ち出しましょう。

辞めないことによる今後のデメリットを考える

退職の話を持ち出すことで、「上司に怒られる」、「同僚に恨まれる」など、悪いことを考えている人もいるでしょう。

目先のデメリットを不安に感じる気持ちも分かりますが、後先のデメリットも考えなければいけません。

会社を辞めない場合、今後も理不尽な扱いを受け続けると考えたら、いかがでしょうか?

私はとてもだけど耐えられません。

ただストレスが溜まるだけならまだしも、あんまり我慢し続けると、精神的に追い込まれてうつ病を発症する可能性もあります。

うつ病を発症しては、元も子もありません。

このように、辞めないことによるデメリットを考えれば、退職申告のハードルが少しだけで下がります。

先に転職先を決めてしまう

退職申告する前に、転職先を決めてしまうのも1つの方法です。

転職先を決めてしまえば、後に引けない状態となるので、上司にも話を持ち出しやすくなります。

ハッピーエンド!円満退職をするための方法

退職を言い出すことができても、せっかくなら円満退職したいですよね。

円満退職に導くことができれば、残りの在職期間中も不安を抱くことなく、仕事に取りかかれます。

どんなに会社を辞めたくても、最後はハッピーエンドで迎えたいです!

そこで本段落では、円満退職をするための方法をまとめました。

退職理由に会社の不満を言わない

退職を検討している人の中には、会社への不満を理由に挙げる人も多いのではないでしょうか。

しかし、会社への不満を言ってしまうと、相手側も良い気持ちにはなりません。

たとえ会社への不満があっても、不満はこぼさないようにしましょう。

では、実際どのような理由を伝えれば良いのでしょうか?
メジャーではありますが、ポジティブな理由ややむを得ない理由が挙げられます!

ポジティブな退職理由を伝える

ポジティブな退職理由を伝えることで、相手も前向きな気持ちになってくれることがあります。

例えば、「現職では実現できないキャリアアップを目指したい」や「新しい業界に挑戦したい」などの理由でしょうか。

ただ、伝える際ですが、今の職場ではできないということを強調してください。

例えば、「資格を取りたい」などの理由だと、「それなら今の会社にいてもできるのでは?」と言い返されてしまいます。

今の会社ではできないことを強調しつつ、前向きな気持ちをアピールすれば、上手く退職に持っていきやすいです。

やむを得ない理由を伝える

親の介護が必要になった」、「実家に戻らないといけない」など、やむを得ない理由であれば、会社も納得せざるを得ません。

同時にこうした事情であれば、気遣ってもらいやすくなるので、会社を辞める際も気まずい思いをせずに済みます。

会社の思わぬ温情に、心が温まることも。

繁忙期を避ける

繁忙期は社員全員がバタバタしている時期なので、極力避けましょう。

忙しいときに退職申告しても引き止められる可能性が高く、下手したら話すら聞いてもらえないかもしれません。

また、忙しさの影響から上司や他の社員もピリピリしています。

そうしたタイミングで退職申告しても、あなたへの印象は悪くなるだけです。

円満退職するのであれば、落ち着いた時期を狙いましょう。

退職日時は会社の都合にも合わせる

余ほど急ぎの事情がないようでしたら、退職日時はなるべく会社の都合に合わせてあげましょう。

会社側の希望に合わせることで、その間に業務引き継ぎなどの準備ができるため、あなたが抜けてもバタバタする必要が無くなります。

すると、お互いに余裕が生まれるので、退職の際も快く見送ってくれるでしょう。

救世主!?どうしても退職を言い出せないときの最終手段

ここまで解説した方法を試したものの、それでも退職の話に持ち込めないという人は多いのではないでしょうか。

そんな悩みを持つ人の救世主となるのが退職代行サービスです。

退職代行サービスは、代行業者があなたに代わって退職の手続きを行ってくれます。

退職申告も不要なのでしょうか?
はい!一度依頼が成立すれば退職申告は愚か、あなたは二度と出社することなく退職ができます!
凄い!何もかも全て代行業者が行ってくれるのですね!

今の会社とすぐにでもおさらばしたい人は、退職代行サービスが心強い味方となってくれるでしょう。

でも、退職代行サービスの中にも色々な業者がありますよね??どの業者を選べばいいのでしょうか?
そうした質問を想定し、当サイトでは既にランキング記事をまとめています!

いずれの業者も成功率が高いことで知られていますが、細かいサービスは業者で異なります。

例えば、退職手続きのみしか行わない業者もあれば、有給消化や残業代の未払いトラブルに交渉まで行ってくれる業者もあるというわけです。

詳しくは下記ページにまとめていますので、一度ご覧になってみてください。

退職代行サービスを利用するときの注意点

退職代行サービスを利用する場合、注意すべき点が2つあります。

1つ目は、円満退職が見込めないことです。

業者を通じて退職手続きを行うので、会社側からすればあまり良い気分ではありません。

これに加え、退職代行サービスを利用する人は、即日退職することが大半なので、会社側も業務の引継ぎなどでバタバタします。

こうした理由から、円満退職は難しいと判断したほうがいいでしょう。

2つ目は、依頼料金が高いということです。

細かい料金は業者ごとに異なりますが、安くても25,000円~30,000円は掛かります。

決して安くないことを頭に入れておきましょう。

うーん、これだと少し悩んでしまいますね。
確かにデメリットもあります。ただ、逆にこの料金で確実に退職を成功させてくれると思えば、お得とも言えます。

このご時世、人に相談できずに自分を追い詰めてしまう人もいます。

そうした人を救済するために、立ち上げられたのが退職代行サービスです。

ですから、「どうしても退職を言い出せない・・」とお悩みの人は、前向きな気持ちで利用を検討してみてください。

まとめ

退職申告は、基本的に直属の上司に申し出る必要があるので、どうしても緊張します。

しかし、あなたが新しい道へ進むには、この試練を避けては通れません。

本記事では、その試練を少しでも楽に乗り越えるための方法をまとめました。

退職を言い出せずにお悩みの人は、今一度本記事をじっくりと読んでみてください。

あなたが無事に退職できることを願っております。