退職を電話で成功させることは可能なのでしょうか?
直接ではなく、電話で伝えよう思い至ったのにはさまざまな理由があるはず。
- 新卒なので退職を直接つたえる勇気がない
- 仕事が原因の体調不良が続いていて出社はもうムリ
- 上司が原因でやめたいので直接は言えない。ホントは電話すらしたくない
〇 法的にはOK
× 社会人のマナー的にはNG
〇 状況によっては認められる
× 成功か失敗かは会社しだいに
正直に言うと、「成功するかは状況次第」と言わざるを得ません。
そこで本記事では、
- 新卒の「電話で退職」が成功しやすいケース
- 「電話で退職」が無謀なときにはどうするか?
- 「電話で退職」のデメリットやリスクについて
- 「電話で退職」の成功後にやらなければいけないこと
について解説することにしました。
「電話で退職」が難しい人や失敗してしまった人向けに、救済サービスも紹介しています。
「電話で退職したい人」の参考になるはずですので、ぜひ目を通して見てください。
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目次
新卒が退職を電話で伝えるのアリなのか?【結論:法的にはOK】

新卒の「電話で退職」が認められやすいケースとは【該当しない場合は?】

カギは「やむを得ない状況」なのかどうか
- 体調不良や病気で出社できない
- 家族の介護や看護など、家庭の事情
こういったケースであれば、会社側が「いいからまず出社してこい」と強要することは考えがたいでしょう。
本当にこのような「どうしようもない事情」がある場合、「電話で退職」が認められる可能性が高いです。
しかし、それ以外の理由で「電話で退職」したい場合には注意してください。
該当しない場合は難しいと思った方がいい
たとえば、あなたが電話越しに伝える退職理由が、以下のようなものだった場合、
- 会社の給与が低いのが不満
- 職場の人間関係が合わない
- 長い拘束時間に耐えきれない
- 休暇の少なさや変則的シフトがムリ
- キャリアアップのために転職したい
かんたんに「はい、そうですか」とはならないと思った方がいいでしょう。
「だったら、まず出社してくわしく伝えろ」
「いきなり電話してきて、とおると思ってんのか」
「引継ぎはどうするんだ、放り出してやめるのか」
「おいおい、まだ1年目だろう。もう少し続けようぜ」
などと思うでしょうし、電話口でそう反応するかもしれません。
仮に本当の理由を隠して「一身上の都合で」と押しとおすにしても、「なにがあったんだ?」と追及されるのは火を見るよりも明らかです。
そのため、
- 体調不良や病気で出社できない
- 家族の介護や看護など、家庭の事情
といった、よほど切羽がつまった状況での退職理由でないかぎり、「電話で退職」は難しいと思った方がいいでしょう。
「だったら会社に出向くしかないのかよ」と思うかもしれませんが、ここについては救済策があります。
該当せず、「やむを得ない状況」のため「電話で退職」しようとしている人は、このまま読み続けてもOKです。
新卒が電話で退職を伝えることのデメリット【リスクも確認】
※救済策も後述しますのでご安心ください。
①:失敗するリスクがある
かならず成功すると、断言することはできません。
世の中には、信じがたい体質の企業も存在するからです。
- 上司や会社側がかたくなに退職を認めてくれない
- 「辞めるなら裁判沙汰にして損害賠償請求するぞ」と脅される
- なんども退職したい旨を説明しても門前払いで意思疎通できない
こういった企業は実際に存在します。
もちろん、こんなことは違法なのですが、残念ながらこれは真実。
当サイトではWebリサーチやアンケート調査を数多く行っていますが、やはり実際にこのような企業は存在するようです。
あなたの会社がそういったブラック企業だった場合、とりつくしまもなく出社を強要されることもあるでしょう。
覚悟しておかなければなりません。
②:円満な退職が閉ざされる
一方で、そのようなブラック企業ではない場合でも、注意しておくべきデメリットがあります。
それは『円満退職の道は閉ざされる』という点。
なぜなら、「新卒の円満退職」という行為自体、そもそも難しいものがあるからです。
企業は、新卒採用に多額のコストを払っています。
企業が新卒を採る理由は、即戦力としてあなたに期待しているからではありません。
そうではなく、2年、3年…と長い時間をかけて、新卒を一人前の社会人に育てるつもりで採用しています。
そのため採用にかかるコストには、お金と労力を惜しみません。
採用活動に多額の費用を払ったり、時間と労力をかけて教育したりしています。
ですので、そもそもの問題として、新卒の退職は企業にとっては大きな痛手に。
新卒のあなたに会社をやめられるということは、「投じた金額や時間が無駄になる」結果に他なりません。
たとえ、会社側や上司が「電話で退職」を認めてくれたとしても、会社に迷惑がかかることは事実です。
上司や先輩・同僚の心情として、以下のように思われても仕方がありません。
「いくら事情が事情でも、一回ぐらいは顔を見せてほしかった」
「あいつが退職したために、スケジュールを組みなおさなければならない」
「のこされた俺たちが、あいつの分の仕事のしわ寄せを受けなければならないのか……。」
以上のようなことから、『円満退職の道は完全に閉ざされる』というデメリットも覚悟しておく必要があります。
※新卒の退職理由や伝え方については、以下の記事を参照してみてください。
「電話で退職」が失敗してしまった時の対処法【救済サービス】

必ず「電話で退職」できるとは限りません。
また、「電話で退職」が無謀な人や、そもそも電話すらしたくないほど追い込まれている人もいるはずです。
そんなときに利用できるのが、『退職代行サービス』。
- いっさい会社に出向かなくとも、
- 退職のプロがあなたの代わりに、
- 100%退職させてくれるサービス
になります。
あなたと会社の間に、『退職代行サービス』という第三者を入れましょう。
使者のような形で、間に入ってくれます。
ただし、以下のデメリットにも注意してください。
- 3万円前後の料金がかかる
- 強制力を使うので「円満な退職」は不可能
「会社が辞めさせてくれない」
「どうしても上司には言い出せない」
「一分一秒でも会社には居たくない」
当然、状況に余裕がある人や、使わなくともすむ人もいますが、使わざるを得ない状況の人は、迷わず使いましょう。
以下、優良な『退職代行サービス厳選7社』を徹底比較したまとめ記事になります。
『退職代行サービス』が必要だと感じる人は、ぜひ参考にしてみてください。
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「電話で退職」の成功後に行う手続き【送るものと貰うものを確認】

退職代行サービスを使えば、あなたが会社を辞めた後の手続きもすべて代行してくれます。
一部、自分自身で郵送したりする必要はありますが、基本的には退職代行サービス側からわかりやすく指示してもらえます。
一方で、自分で「電話で退職」した場合には、手続き関係は自ら行わなければなりません。
退職後に、
- あなたが会社へ送るもの
- 会社からあなた宛てに送ってもらうもの
がありますので確認しておきましょう。
会社へと送るものを確認する
会社へと返却する必要があるものとして、以下が挙げられます。
- 名刺
- 退職届
- 健康保険証
- 身分証明書・IDカード・カードキー
- 会社の備品(制服、社用携帯、文房具など)
もし返していないものがあれば、郵送にてかならず会社宛てに送るようにしてください。
会社から貰うものを確認する
- 離職票
- 年金手帳
- 源泉徴収票
- 厚生年金基金加入証明書
- 健康保険被保険者資格喪失証明書
もし、会社からこれらの必要書類を送ってもらえない場合、再度会社に問い合わせる必要が出てきます。
それでもなかなか応じてくれない場合、役所に問い合わせるほかありません。
そうしなければならない可能性もあるので、頭にいれておきましょう。
まとめ:「やむを得ない状況」以外は別の手段を使う方が合理的
かんたんなまとめ
以下、ここまでの内容をかんたんにまとめてみました。
おさらいしたい人は、軽く目を通して見てください。
■「電話で退職」の是非や可否■
〇法的にはOK
×社会人のマナー的にはNG
〇状況によっては認められる
×成功か失敗かは会社しだいに
■「電話で退職」が認められやすい「やむを得ない状況」■
- 体調不良や病気で出社できない
- 家族の介護や看護など、家庭の事情
■「電話で退職」が難しい退職理由■
- 会社の給与が低いのが不満
- 職場の人間関係が合わない
- 長い拘束時間に耐えきれない
- 休暇の少なさや変則的シフトがムリ
- キャリアアップのために転職したい
■ブラック企業だった場合など、「やむを得ない状況」だとしても失敗する可能性はある
■「電話で退職」が認められても『円満退職の道は完全に閉ざされる』
■以下の場合は、100%退職できる『退職代行サービス』を利用しよう■
- 「電話で退職」が失敗した人
- 「電話で退職」が最初から無謀な人
- そもそも電話すらしたくないほど追い込まれている
さいごに:「やむを得ない状況」以外は別の手段を使う方が合理的
「電話で退職」する場合
- 「やむを得ない状況」である
- 良識のある企業や上司である
この点を確認してみてください。
仮に、「電話で退職」が最初から無謀だったり、そもそも電話もできないほど追い込まれていたり、するときは『退職代行サービス』の利用をオススメします。
「電話で退職」が失敗した場合も同様です。
「電話で退職」がかんたんにできれば、ここまで記事を書いていく必要もありませんでした。
しかし、現実的には難しい場合がほとんどでしょう。
無理に「電話で退職」にこだわらなくとも、『退職代行サービス』に頼るなど、合理的な手段はほかにもあります。
いずれにせよ、人生は有限です。
辞めたい会社にいつまでも囚われていても仕方がありません。
確実な手段を使って退職を成功させてください。
そして、新しい人生へと挑んでいってください。
本記事が参考になりましたら幸いです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
今回は以上になります。
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